本日の日記

この街は右も左もコンクリートに覆われている。電柱類の地中化も進み、さながら東京を歩いているみたい(意外なことに都心の地中化はかなり進んでいる、電線だらけの時代はもはや過去のもの)

歩道には御影石が施されていて、実際この街はかなり景観に気を遣っているみたい。僕が小さかったころからこういう事業が流行りだして、この街が汚かったころを僕は知りません。

この街のそこかしこに僕は思い出をばらまいて生きてきました。思春期だったと思われる中学のころには路肩に厭世観を振りまいて、時にはこの道路さえも無意味な物感じられたり、あるいは消えかけた白線と自分が重なって見えて、踏みつぶされてもけなげに生きる雑草よりは引かれ直されるのをただ待っているだけなのかな、と思ってみたり。

この街のにおいも生き様もあんまり変わってないけど、僕はだいぶ変わってしまった。変わらなきゃいけないんだけどさ。本質では変わってないかも。

この街を歩くときに中島美嘉の音楽を欠かしたことはあんまり無かった。
(というのはウソで、ポータブルオーディオを持つ習慣は高校生から出来た
(ポータブルMD自体は持っていたんだけど))

あの歌う坂を下るときでも僕の中で中島美嘉は光り輝いていたきがして、時にこの街の夜にとけたくなる日でも、Be in Silenceを優しく聴きながら、この街は何もかも容赦してくれた気がする。


いや、むしろこの部屋でいつもBGMを提供していたFR-SX9Aのおかげなのかも知れない。灯を入れたのは2003年の春だったけど、それからずっといろんな音を僕に教えてくれた。街の夜が冷たい日でも、柔らかな音質で中島美嘉を再生し、槇原敬之で僕に説いてくれた。

そんなFRが風邪をこじらせたのは先日の事だった。僕は寂しくなってONKYOさんに相談した。そうしたら修理が必要でしょうということだった。壊れたら置換されるのは、安い家電だけでしょうか?最近は人ですら置換可能という恐ろしい思想が自己責任の札をつけて優先されていないか?そう感じて僕はせめてこのFRだけでも、永く永くつき合いたい・・・そう思ってFRを里帰りさせることにしました。


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
・・こんな長文なんですけど、結局ケーズデンキにFRを修理に出したという話でした。なんて大げさな。たまにはインチキ擬人法を使った文章を。

ケーズデンキ経由で修理に出すと見積もりも無料だし送料もかからない。保証期限はとうに過ぎているので、この方がお得ってわけです。たとえ見積もりが高くて修理を中止する場合であっても。

ケーズデンキさんのお話では2週間ということでした。やっぱりこのFRの音が好きだな。思い出もたくさんあるし。

今は春に買ったMA-500が代打を務めてます。デジタル端子つきだし音もまあまあだから正直FR-SX9Aと変化無しという感じはするけど、それでも微妙な点で違いますね。音の深みがFRのほうがあった気がする。でもイコライザで調節したらかなりよい加減にはなりましたがね。


今日のマミ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
サビとマミの中はいっこうに改善されません。そうして最終的にはなぜかみんな僕の部屋に集まってくる。


「結局あたし一人なんだよね(*1)あばばば」と嗤う母に僕は怒って


「母さんが拾ってきた猫達なのになんで俺の部屋にみんな集まってくるんだ!
夜は一人で眠りたいのに」

と言いましたら


「猫屋敷m9(^Д^)」

といって大笑い。笑い事じゃないんですけど・・・。

(*1マミが母と寝やすいように、あるいは夜にサビが騒がないために母は和室で寝ております。最初サビは母と寝ていたらしいのですが、僕の部屋のドアが開いていると僕の部屋にマミにたかりにやってきて、飽きると母の部屋に帰る。マミは僕の部屋にひきこもっているので結局猫達と寝るために和室にいる母は一人なのです)


お気に入り日記の更新

テーマ別日記一覧

この日記について

日記内を検索