販売店の終わり [2419号]
2009年3月5日 日常本日の日記
突然そのニュースは入ってきた。地元のとある中規模販売店が営業を終わりにしてしまうらしい。未曾有の経済危機の余波がとうとうさいたまのド田舎の我が町にも降りかかってきたという感じだ。
たかが店の閉店なら別に取りたてて日記にすることもないんですが、その店は自分にとって結構思い出深い店舗なんで、MGS3の休息の合間に語ろうかと思う(MGS3の話は6日分に書いてますが、購入したのは5日です)
まずどんな店かを書かないとね。多くのこういう不況によって押しつぶされる店舗っていうのは、小売店の場合、小規模店舗が多いですよね。具体的に言うと、街の小さなお菓子屋さんとか、八百屋さんとか。でも冒頭にも書いたとおり、中規模の店舗、まあしまむらより一回りでかい感じかな。だからそれほど小さい訳じゃなく、「大店舗に潰された悲しい小店舗」という構図ではないんです。
品揃えとしては食料品・日用品・家具・家電(非国産)という感じ。まあドン.キホーテに食料品を足した感じをイメージしてもいいと思います。実際失礼ながら品質はかなり悪く、陳列こそドンキよりまともですが、品質はほぼ等しいくらいでした。
まあよくある意味不明な会社がやってるディスカウントストアですね。
母の話
「あそこの店って言うのはどうしても行きたくないというか、買いたい物がないよね」
「そうかな」
「食料品も微妙だし、そもそも本物なのか、と思うような(キワモノ)商品が多いよ」
「うーん」
そのしょぼくれたディスカウントストアが潰れた。
僕はなんとなくいても立ってもいられなくなってf100fdとともに店に向かった。閉店セールの真っ最中だった。
悪い噂は聞いてました。そして改装セールをしたにもかかわらず改装が無かったことになっていた点でおかしいとも思ってました。
♪ff7 サントラより~旅の途中で~(脳内補完よろしく)
実は久しぶりではなかったんです。数週間前、とある部品を探してきてました。その時2Fフロアはがらがら。僕の咳き込む声がフロア中に響くんじゃないかと言うくらいのガラガラで、内心大丈夫なんだろうかと思ってました。
この店舗は思い出の場所。
自分がまだなにもわからなかった1994年か1993年、この街には電気店が少なく、特にうちの近所には1店舗もありませんでした。かつて僕の音楽史を書いたとき
(http://14421.diarynote.jp/?day=20080927)
CDデッキを買った話を書きましたが、そのデッキを買ったのは、この店なんです。
「あのときとはもうレイアウトは違うけどね・・・」
あのときはまだこの店も活気があって、扱う家電もKENWOODとかONKYOとかSharpとか、国内メーカー品でした。今は見る影もないけど・・・。
おもちゃもたくさん売ってて、そもそもまともなホームセンターが存在しなかった(実際にはあったけども)
あの当時、ネットストアも無かったあの当時、この店はなかなか貴重だったんです。
どうしてだかわからないけど、いとこともこの店に行きました。家族で出かけたのかどうしたのかわすれたんだけど、1階の鮮魚コーナーで
「今日はみんなで寿司を食べよう」との号令で各々の好きなものを選んで買っていた気がする。
お菓子を買ってもらったり、誕生日プレゼントとしてラジコンを買ってもらったり。
ところが気がついたらホームセンターは地元に数店舗、近隣自治体にも数店舗、amazonの登場、既存ホームセンターのスクラップアンドビルド(建て替え増床)、雑貨も扱うスーパーマーケットの繁殖(10年で3倍くらい!)家電量販店の本格参入・・・。
この中規模な店舗は手広く商品を扱ってましたが、扱い方がやや雑であり、そして建物もずーっと古いままだった、そしてなによりこれは新聞でも報道されたんですけれども、商品について事件を起こしてしまった・・・もろもろ、潰れるだけの条件が揃ってしまったんですね。
なにも選択肢がなかったとき、このディスカウントストアはありがたかった。この店で我が家で初めての留守番電話を買い(90年初頭まで黒電話があったらしい)
携帯もここでしたし。
それ以外にも祖父と買い物に来たり。いや祖父は元気ですけれども(笑
友達ときた記憶はないな。
この店舗の中で旅の途中でを聴いているときは結構つらかった。
マッキーばりに感情が高ぶって泣きそうになったねぇ。いろいろ思い出してね。
また思い出が潰れていくんだなぁって。さみしいけど、しょうがないよ。
しかし冷静にこの店を見つめると潰れた理由がよくわかる。
1.この店舗の最大のメリットが価格
安さを売りにしている割に実はたいして安くないことをみんな知ってしまったのでしょう。食料品は実は近くのスーパーの方が安い。まあ野菜系は安かったんでしょうけれどもスーパーでも普通に30円とか40円という値段は見るからねぇ(嘘かホントか国産で)
2.店舗設備の不備
古い建物に無理やりエスカレーターを作ったらしく、上りしかないという欠陥。
最近はホームセンターまがいのことをやろうとすると1フロアでだだっ広いというのが主流の時代で何遍も1~3階をまわるのはつらい。そのたびの清算がじゃまくさい。
周りに新しい店舗が出来たときに対抗として建て替えか、移転をするべきだったのかも知れません。
3.士気の低さ
店舗の状況は良かったとは言えませんでした。これはこういう破綻前からの傾向であり、陳列は良くないし、店内も薄暗い感じがしていた。
・・・最後のはなむけになれば、と僕は何かを買って帰ろう、と思って結局買ったのは119円のカフェラッテ1本でした(安売りが自慢の店で)
だから潰れたんだなきっと(最後ぐらいだーんと何か買えばよかったのに)
しかもこれ地元平均価格から+1円高いというオチつき(笑
今日のマミ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
今マミはベッドの上で寝てます。真ん中で。僕が眠れません!もう少しミッション進めろって事かなぁ(おいおい)
くそ液晶だから画面が見にくい。洞窟のときは本当どうしようかと途方に暮れた(松明を取るまでは)
突然そのニュースは入ってきた。地元のとある中規模販売店が営業を終わりにしてしまうらしい。未曾有の経済危機の余波がとうとうさいたまのド田舎の我が町にも降りかかってきたという感じだ。
たかが店の閉店なら別に取りたてて日記にすることもないんですが、その店は自分にとって結構思い出深い店舗なんで、MGS3の休息の合間に語ろうかと思う(MGS3の話は6日分に書いてますが、購入したのは5日です)
まずどんな店かを書かないとね。多くのこういう不況によって押しつぶされる店舗っていうのは、小売店の場合、小規模店舗が多いですよね。具体的に言うと、街の小さなお菓子屋さんとか、八百屋さんとか。でも冒頭にも書いたとおり、中規模の店舗、まあしまむらより一回りでかい感じかな。だからそれほど小さい訳じゃなく、「大店舗に潰された悲しい小店舗」という構図ではないんです。
品揃えとしては食料品・日用品・家具・家電(非国産)という感じ。まあドン.キホーテに食料品を足した感じをイメージしてもいいと思います。実際失礼ながら品質はかなり悪く、陳列こそドンキよりまともですが、品質はほぼ等しいくらいでした。
まあよくある意味不明な会社がやってるディスカウントストアですね。
母の話
「あそこの店って言うのはどうしても行きたくないというか、買いたい物がないよね」
「そうかな」
「食料品も微妙だし、そもそも本物なのか、と思うような(キワモノ)商品が多いよ」
「うーん」
そのしょぼくれたディスカウントストアが潰れた。
僕はなんとなくいても立ってもいられなくなってf100fdとともに店に向かった。閉店セールの真っ最中だった。
悪い噂は聞いてました。そして改装セールをしたにもかかわらず改装が無かったことになっていた点でおかしいとも思ってました。
♪ff7 サントラより~旅の途中で~(脳内補完よろしく)
実は久しぶりではなかったんです。数週間前、とある部品を探してきてました。その時2Fフロアはがらがら。僕の咳き込む声がフロア中に響くんじゃないかと言うくらいのガラガラで、内心大丈夫なんだろうかと思ってました。
この店舗は思い出の場所。
自分がまだなにもわからなかった1994年か1993年、この街には電気店が少なく、特にうちの近所には1店舗もありませんでした。かつて僕の音楽史を書いたとき
(http://14421.diarynote.jp/?day=20080927)
CDデッキを買った話を書きましたが、そのデッキを買ったのは、この店なんです。
「あのときとはもうレイアウトは違うけどね・・・」
あのときはまだこの店も活気があって、扱う家電もKENWOODとかONKYOとかSharpとか、国内メーカー品でした。今は見る影もないけど・・・。
おもちゃもたくさん売ってて、そもそもまともなホームセンターが存在しなかった(実際にはあったけども)
あの当時、ネットストアも無かったあの当時、この店はなかなか貴重だったんです。
どうしてだかわからないけど、いとこともこの店に行きました。家族で出かけたのかどうしたのかわすれたんだけど、1階の鮮魚コーナーで
「今日はみんなで寿司を食べよう」との号令で各々の好きなものを選んで買っていた気がする。
お菓子を買ってもらったり、誕生日プレゼントとしてラジコンを買ってもらったり。
ところが気がついたらホームセンターは地元に数店舗、近隣自治体にも数店舗、amazonの登場、既存ホームセンターのスクラップアンドビルド(建て替え増床)、雑貨も扱うスーパーマーケットの繁殖(10年で3倍くらい!)家電量販店の本格参入・・・。
この中規模な店舗は手広く商品を扱ってましたが、扱い方がやや雑であり、そして建物もずーっと古いままだった、そしてなによりこれは新聞でも報道されたんですけれども、商品について事件を起こしてしまった・・・もろもろ、潰れるだけの条件が揃ってしまったんですね。
なにも選択肢がなかったとき、このディスカウントストアはありがたかった。この店で我が家で初めての留守番電話を買い(90年初頭まで黒電話があったらしい)
携帯もここでしたし。
それ以外にも祖父と買い物に来たり。いや祖父は元気ですけれども(笑
友達ときた記憶はないな。
この店舗の中で旅の途中でを聴いているときは結構つらかった。
マッキーばりに感情が高ぶって泣きそうになったねぇ。いろいろ思い出してね。
また思い出が潰れていくんだなぁって。さみしいけど、しょうがないよ。
しかし冷静にこの店を見つめると潰れた理由がよくわかる。
1.この店舗の最大のメリットが価格
安さを売りにしている割に実はたいして安くないことをみんな知ってしまったのでしょう。食料品は実は近くのスーパーの方が安い。まあ野菜系は安かったんでしょうけれどもスーパーでも普通に30円とか40円という値段は見るからねぇ(嘘かホントか国産で)
2.店舗設備の不備
古い建物に無理やりエスカレーターを作ったらしく、上りしかないという欠陥。
最近はホームセンターまがいのことをやろうとすると1フロアでだだっ広いというのが主流の時代で何遍も1~3階をまわるのはつらい。そのたびの清算がじゃまくさい。
周りに新しい店舗が出来たときに対抗として建て替えか、移転をするべきだったのかも知れません。
3.士気の低さ
店舗の状況は良かったとは言えませんでした。これはこういう破綻前からの傾向であり、陳列は良くないし、店内も薄暗い感じがしていた。
・・・最後のはなむけになれば、と僕は何かを買って帰ろう、と思って結局買ったのは119円のカフェラッテ1本でした(安売りが自慢の店で)
だから潰れたんだなきっと(最後ぐらいだーんと何か買えばよかったのに)
しかもこれ地元平均価格から+1円高いというオチつき(笑
今日のマミ
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今マミはベッドの上で寝てます。真ん中で。僕が眠れません!もう少しミッション進めろって事かなぁ(おいおい)
くそ液晶だから画面が見にくい。洞窟のときは本当どうしようかと途方に暮れた(松明を取るまでは)