Ginza-Nihombashi-Mitsukoshimae
Ginza-Nihombashi-Mitsukoshimae
Ginza-Nihombashi-Mitsukoshimae
本日の日記

ご存じでしょうか、僕も新書で知ったのですが日本橋は『Nihombashi』と書くのが慣習なのだそうです。これは英語話者からするとその方から違和感がないからだそうで。
(詳細は『ん―日本語最後の謎に挑む』(新潮新書)をどうぞ)

というわけで今日は中国人の中間階級に負けないように銀座へお買い物。

その前にまず当初の目標だった浅草へ。

確か前回訪れたのは高校生の時、つくばExpが開通したときですね。
あの頃の記事は痛々しいので敢えて伏せておきますが(笑
本当はだからつくばexpにも乗りたかったのですけれども、その後の都合上と景気低迷の影響でオール地下鉄で、がテーマになったので断念。
(というのはただの言い訳で、埼玉からだと微妙に非効率になってしまうのです
特に和光市から有楽町線直通(正確には副都心線急行に乗り小竹向原で乗り換えた)を使っていた関係も大きい
[Y13→T06]飯田橋-[T10→G11]日本橋-[G19]浅草
尚最速最短ルートではない。都営線は使わない、も裏テーマ(なんで?)

銀座線、狭いし第三軌条だけどそこが好きだね。銀座線の雰囲気は良い。
なによりも初期の地下鉄だから深くないですしね。もう半蔵門とか副都心とか使うときはモグラのような気持ちになるけど・・・。

さて浅草。かすかに見えるスカイツリーに結構萌えた。
思わず写真一枚(不掲載ですけど・・すみません3枚しかアップできないので)
未完成な間に1枚撮っておけて良かった。遠くからというのは意外と忘れますからね(間近では3月に撮ってます)

う・・・アサヒビールのビルを眺めつつ、雷門です(→写真1枚目)
直前に再び結婚できない男を見ていたのでそう言う意味でも面白かった。
(*寅さんツアーというのが劇中に出てくる)
外国人の方が多かった。年寄りばっかりかなと思ったら家族連れとかカップルとか多かったのが意外な印象。
ここでtouchにて『ハトマメ』を選択。いろんな国から来た人で浅草寺は今日も賑やか~♪

仲見世通りは個人的に好きになれません。道が狭いのは当たり前だけれども無秩序という感じで何度もアイスキャンデーをぶつけられそうになった。
それと出店にあまり魅力を感じなくて、版権的に大丈夫なんだろうかと思いたくなるようなお店とか・・・まあそれもまた味なのかも知れませんけれども。

浅草寺。私は罰当たりなので香炉の煙も目がしみただけだった。
本堂(観音堂)の方へ行きまして賽銭なんかを。
はていくら投じたらよいのかとwikipediaで調べましたらだじゃれで良いとか。
ではまあご縁があるように・・・と5円を入れようとしたら前の方が全然どいてくれない。
そうして隣には女性二人組がいてこれまたどいてくださらない。

しかもめちゃくちゃ祈ってた、良縁を!とだろうか(はっきり聞こえてないけどそんな会話のように感じた)

僕はつい自分の良縁というか、まあその今いろいろあるものでして(笑
そういうのを願いたくなったんだけど、それじゃダメだよなと、みんな(自分の素敵だと思う人たち)が幸せになりますように、にしようとちょっと自分かっこいい見たいな風に思ってたんですね。
人のことを思える自分素敵やん・・・って。

後ろにいた家族連れの方がやっとあいた僕の前に割り込んできて、小さな女の子がお母さんを見ながらお金を投じたんです。

「(お賽銭入れたけどどうすれば・・・見たいな顔をする少女)」

「ほら!ちゃんとなむなむして!」

「(なむなむ!)」

もうね、ハッというか、マッキーに電話したくなったくらい(番号知らんが)感動したの。

僕ってダメだなって、なむなむだよ、なむなむ。
このお母さんすばらしい。ふつう「お祈りして」とかじゃないですか、それか「願い事を言うんだよ」とか・・・。

僕なんかついつい最初は例の─いや、次にはみんなが幸せになればいい(笑)とか、もう恥ずかしいったらありゃしない。

その少女と母親に敬意を表する意味で僕も5円を入れた後
「なむなむ!」と合掌して言ってきました。
(まあ森三氏の『四畳半神話体系』を読みながら行ってたのも大きいが)

なむなむ!は、おそらく正しくない(南無観世音菩薩・・・)

でもその、よく考えたらみんな自分のことばっかり考えている中でただなむなむ!とだけする、そこに感動したんです。隣の婚活女子なんかもう鬼の形相でしたから、それがなんか穏やかさを産むというか、ただなむなむするだけで充分じゃないですか。

なむなむという響きも好きなんで。。。

妙な感動体験のあとはかつて凶をひいたおみくじチャレンジ。
結果は・・・45番、吉。うーんおもしろくない(なんで)

待ち人・・・遅いが現れる。とか書いてあった。意味がわからん。

悪いみくじのほうが縛って帰れるからうれしーんだけど(家に持って帰って普通に捨てて良いのか微妙じゃないですか)

そうして今度は裏道を使って駅まで。その途中もちろん人形焼きを買いました。

そもそも銀座や日本橋へ行くのは、実は百貨店巡りもテーマだったからなのです。
ですので東武の駅が入ってる松屋浅草店も散策。

業績悪化のニュースは見ていたが、地階はそこそこ盛り上がってた。
結構緩い感じで個人的には好きだったけど、地方の百貨店並のテナントはややがっかりか。銀座店との距離を考えるとあえてここで買い物をするメリットはないですね~。

というわけで再びメトロに乗って日本橋で下車。
デパートの総本山(?)日本橋三越本店へ。

百貨店は売り上げが右肩下がりで未来が見えにくい、とよく言いますよね。
テレビ東京なんか三越テレショップで食ってるくせにNEWS FINEでは日本百貨店協会が発表するデータを元に~ヶ月連続の売り上げ減なんて事をやってる。

ですが、個人的に百貨店が好きなんですね。なんだろ都市のステータスシンボルとしての機能はもう失われてるのかも知れないけど、やっぱりああいう華々しさっていうのは無くしてはならないと思うわけです。

それにこと日本橋三越においてはその建物自体がもう鑑賞物になってる。
ライオンになむなむはしなかったけど、一歩入ってみればわかるとおり、新宿や池袋にある成り上がり百貨店とは一線を画するスペシャリティがある。

なによりもデパ地下が結構好き。

今回は地階偵察がテーマだったので上階はほとんど見てません。
デパートの地下というとついつい銘店に目がいきがちですけれども、それだけでなくグロッサリーも注目ポイント。
そりゃスーパーと比較してもしょうがないけど、Tokyo priceには正直引きました。

地階こそ百貨店が大切にすべきところだと個人的思ってます。すごい活況でしたし。
僕なんかが歩いて平気かな、と何度も思ったほどリッチな人たちが多かった。

何階か忘れたが催事で銘菓を集めたのをやってて、柳月(北海道)の三方六を購入。
三越の紙袋に入れてもらえた・・・!
飾らない日だけどこれもっただけで飾ったような、なんと昭和な感性なんだろ、自分(スウェーデンの家具買って流行的と思うよりは良いでしょ)

お財布を投げ出しても大丈夫だろうと思わせるような、そんな雰囲気。
だからこそ客足が遠のくのか・・・。だってクレジットカードをぽんっとそのまま旦那さんの胸ポケットに放り込んでたり、死ぬほど買い込んでる人がいたり・・・。

ただ一言言えば、確かにセルフ部分はひどすぎる値段設定だったが、それ以外は割とそうでもなく、三方六も500円程度で買えたし、実はそんなに高止まりしてる訳でもないんですよね。安いものは安いです。

エレベータ。わざわざ自動運転です、と断り書きがあり、そんなの当たり前じゃないかと思ったらエレベーターガールさんがっ。

リビングコーナーから再び地階へ(地下鉄への連絡口があるから)
自動運転の方に敢えて乗りたかったが、そのエレベーターガールさん声を掛けてもらったのでいそいそ乗った。

地方百貨店の窮乏ぶりの話でも振ろうかと(乗ってたのは僕だけだった)思ったらすぐ下で止まって、どうだ明くなつたろう的紳士と婦人が乗り込んできた。

「これから食事なんだがX階とX階ならどっちがいいかな」とエレベーターガールに質問。
「X階でしたら日本食から幅広く取りそろえておりますからそちらが良いかと存じます」
(細かい内容までは忘れてしまったので想像で)

とにかく質問に対しての返答が早く、きめ細かく、柔らかい・・・これがプロの接客なんだ!と妙に感動した。

さらに下では別の店員さんがエレベーターまでお客さんを誘導。
エレベーターが下がりきるまでお辞儀をしたまま・・・。

正直こういうのを過剰だ、と思う人も、もう増えてると思います。
特に若年層なんかは。
でもこの真心込めた、そうしてプロ意識をもった接客というのは廃れて欲しくないですねぇ。

とにかく日本橋三越本店はすばらしい。また行きたくなる要素が多かったですよ。
いつか家具を買い占めたい!(無理だが)

この日本橋三越、この裏というか近くにはとても重要な機関があるのです。
日本銀行・・・。日銀ですね。事実上の中央銀行。当然見てきました。

昔の人の作った建物はなんと趣深いのかと。この感性はどこへ行ってしまったのでしょう(もっとも時代的背景があったわけで単純に今の建物を批判することは難しいのでしょうけども)

旧館の反対側には資料館があります。
「貨幣博物館」といいますが、入場料無料。
google mapで昨日遊んでたら偶然見つけて、存在は知ってましたけれども見るかどうかは微妙でした。

斜めから旧館を撮りたくて道路の反対側から別館に近寄って撮ってたら警備員さんに是非どうぞ、と促されたので見学してきました。

金本位制、兌換紙幣、等々・・・公民の授業で聞いたことがあったような懐かしい言葉とともに日本にお金が流通するようになったのはいつか、とか紙幣が発行されるようになったのは、日本銀行券で統一されたのは、戦争時の貨幣は陶製だった!?等々楽しく学べました。ほとんど人いないし・・・。

一人で見学というのは少数派っぽかった。デートっぽい人も来てたけど、真面目なカップルだなぁと関心してしまいましたよ。楽しいのかな?
僕は楽しかったですけど。資料も豊富なんで是非どうぞ。

そのあと再び銀座線で銀座へ。

銀座四丁目交差点出口から・・・ここでのBGMは『赤いマフラー』

交差点というか歩行者天国地点から服部時計店(現・和光)を撮影。
これが一番見たかった。ああSimのLot通りだ・・・と妙な感想を述べつつ、まずは銀座三越へ。

正直今は見る価値無し!まあ改装中ですからね。本店の方が好き。

その後は松坂屋へ・・・個人的に一番好きになれた地階だった気がしますね。
ぼろいしテナントも微妙だけど、落ち着く(笑
値段もまあ安くはないが手頃。良いところに見せだしてるのにこんな泥臭い地階でいいのかと、緩い店内に安堵できます。

あれはあのままがいいな。B2の無印見ようと思ってて忘れてしまった・・・まあ地元にもあるし。

そのあとは再び地上へ這い出て、Apple Storeへ。なぜか外国人が大挙して押し寄せていたのでたいして見られず、iPhone4・・・と思いつつ松屋へ

松屋は2店舗回ってる(三越もだが)のだが、これは中堅百貨店がどういうものなのかを見たかったというのもあります。

浅草店よりもかなり力が入ってて(そりゃそうだろうが)地階も魅力的。
だけどなんというかぱっとしないというか、正直書けるほど印象に残ってない売り場でした。

ここで百貨店巡りは終わったんですけれども、百貨店の紙袋にありがたがるような世代の人たち(おそらく50代以上)が離れていった後の百貨店を考えたときに今以上に厳しい現実があるのだろうなと思いました。

確かに郊外には大型SC(GMS)ができてますし、家具だってなんだってそっちの方が安い。
それに今はネットもあるからわざわざこんな都心まで出てくる必要さえない。
でもだからといってそればかりが全てになってしまったら面白くないなぁとも思いました。
まあ無くなることはないだろうけど・・・。

本当はこの後秋葉原によって中野に行ってという予定を組んでいたものの、頭が痛くなったので帰宅・・・。

お土産を開けているときに「よく一人だけで行くよね」と母に指摘されたのが辛かった。
一人で平気な顔して行くなよと・・・。
そりゃできるなら黒髪乙女と行きたいけどだな。

(参考サイト一覧
浅草寺 [http://www.senso-ji.jp/]
日本百貨店協会 [http://www.depart.or.jp/]
株式会社三越 [http://www.mitsukoshi.co.jp/index.html]
株式会社松屋 [http://www.matsuya.com/]
松坂屋 [http://www.matsuzakaya.co.jp/]
日本銀行金融研究所 貨幣博物館 [http://www.imes.boj.or.jp/cm/htmls/index.htm])


今日のマミ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
いつもだと寝ている時間に起きたためマミもサビも寝たままで一人黙々とスパゲティを茹でてました。昼飯です。

出かける頃になってマミは起きてくれたがサビは押し入れに入ったまま。
また巣になってるし(お客さんが来たときに一度撤去した)

帰宅して猫たちとごろごろしてるのがやっぱり楽ですね。

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