本日の日記

もしあわよくばと思ったことが、ずっと後に実現したらどうします?
僕はそんなことを今日問われた気がしました。

成人式。僕も行ってきました。スーツも作ってコートも着て。
Yと万華鏡(友人)とで行きました。
バスを待つ間、コーヒー店で軽く一杯。結構面白い雑談でした。
送迎バスが出ていたので楽でしたけれども車内は結構混んでいた。

成人式会場で懐かしいメンツに遭遇する。今までどこに隠れていたんだい、と言いたくなるくらい中学校の懐かしいメンバー。
昔日記にも登場した人たちも久しぶりに会いました。

そして式。式はあっという間に終わりました。うちの街は成人のプレゼントがちょっと変わっていて、去年は金券だったらしいですからちょっとがっかり。

万華鏡を残し、用事があるというYについて会場を後に。

その後遅れて帰ってきた万華鏡と自宅で雑談。
実はそのあと同窓会が某ホテルで行われたのです。

そうここまでかなり簡素に書いたのは、この同窓会をしっくりと書きたいからなのです。

2004年に卒業したメンバー達。僕は高校の頃のメンバーよりも地元の人たちの方が好きでした。もっと僕は自分について詰問を受けると想定していたのですが、全然違った。2時間程度の時間で立食形式なのは結構キツかったけど。

昔良く話をしたHさんとまず話しました。Yは都合により不参加で・・・。

他にNさんとかO君やらU君やら。懐かしかった。ありがたかったのは誰も僕のことを「誰?」と言わないでくれたこと。みんな名字が出てきて、自分自身が驚きました。僕はもっと地味な印象しか残していないと思っていたので。

あるいはアルバムを観察してきたのかも知れません。僕はそれはしませんでした。

会場は熱気があり、皆成人なのでビールやワインが振る舞われ、乾杯のいっぱいに僕はビールを選びました。これから話たおすためのエンジンとしてビールを割とぐびぐびと飲み干しました。

話した順番はいっぱいいろんな人に話したので正しい番は覚えてない。

当時大変よかった音楽の先生にご挨拶。世間話のあとに先生のピアノが聞きたいと言ったら「相変わらずだね、その口調」と言われました。

その他日記に細かく取り上げられないくらいいろんな話をいろんな人としました。
ビールを一杯、もういっぱいと重ねて、別に酔ったわけではないけど、みんな外見はとても変わっているのに、2004年3月で時を止めた“あの時”の感覚がよみがえり、時間は自分が思う方向から後ろ向きで加速していたような感覚を覚えました。

細かい話はみな良く覚えているもので、いろいろと話しました。当時そんなに好きじゃなかった先生とも割と素直に話が出来たし、いろんな人に。

当時使っていた小ネタもまた思い出す物です。ビンゴゲームをしたり記念写真を撮ったりしてあっという間に時間が無くなりました。

当時僕が話していた人の8割は話が出来たと思いました。あとの20パーセントの19パーセントは別にどうでもよくて、僕は最後の1パーセントに最大の緊張を覚えました。

それはこの人
http://14421.diarynote.jp/200408220358040000/

そう昔自分が憧れていた人です。彼女は昔の姿から変貌を遂げていたけど、対して悪趣味というわけでもなく、良くいる感じの人になっていた。

僕は彼女の元に歩いていって話しかけた・・・訳がなかった。

どうしてだか微妙な顔でいる彼女に僕は声がかけられなかった。別の女子には普通に話しかけてくだらないことも言えたのに。

時間の逆進を楽しんでいるうちに、妙な気持ちまで久しぶりに引っ張り出してしまったのかも知れません。遠巻きに彼女を見てどのタイミングで話すか図っていた時の僕は2003年の2月の僕そのものだったのかも知れません。

脳内ではゆっくりと槇原敬之の『まばたきの間の永遠』が流れました。
久しぶりに流れた気がします。昔彼女を横から眺めていたときに感じた緊張感を感じました。思い出では体験できない、ダイレクトな感情は結局僕の背中を押すことはなかったです。一瞬行きかけたとき、後ろにいた知り合いに「写真撮ってくれないか」と頼まれて振り返ってしまったのが悪かったのかも知れません。でもその時僕は「これが僕の運命なのかも」と妙に納得して、写真を撮りました。

彼女はキレイだった。小さい子供を抱きかかえて微笑んでいて同級生の男と話していたとき、僕は何も思っていないはずなのに凍り付きました。でもそれが別の同級の子供だとわかって再び心臓が脈打ったのを、自分でも本当に不思議に思いました。そしてさっきとは違う失望が、僕を襲いました。

靴擦れをした革靴の先を彼女に向けたのは、万華鏡が彼女に話していたときでした。でも僕が近づくと万華鏡は体をかわし、僕は万華鏡に話したかったという態をつい取ってしまい
「お前の手助けはしないぞ」
と言われ自分を恥じました。

その後なんとか間接的な会話には成功しましたが、結局僕はそのチャンスを見過ごしてしまいました。昔は普通に会話出来ていたはずなんだけど、3年の時の微妙な空気感を今更思い出してしまって、あるいは思い出はそのまま汚さずにしまっておこうという気持ちが働いたのか。僕はついつい昔の同級にこぼしてしまいました。

なんか終わった後は会場を後にする彼女を見て、君の後ろ姿を口ずさみそうになってしまった。

♪振り返らないことを願うけど 一度も振り返ったことなんて無い

同窓会が終わってもみんな10分くらい離れようとしませんでした。その気持ちは僕もよくわかりました。二次会に誘われたけど、クラス単位と聞いて断ってしまった。それに仲の良い人は帰るって言っていたしね。

同窓会ではああしようこうしようと昔思ったことがありました。
でもいざ目の前に落ちてくるとうまく使いこなせないものですね。
暗がりの道を一人で帰る道すがらバイクの転倒事故を目撃しつつそんなことを思いました。たぶん昔の懐かしい気持ちが引き起こした戸惑いなんでしょう。今日だけ、昔みたいな心持ちでいたいと、冷たいアスファルトを踏みしめながら思いました。靴擦れがとても痛かった。

今日のマミ
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マミとサビは朝から追いかけっこ。何度かマミとサビに寝ていたら轢かれそうになってしまいました。仲が良くてやっているようにも見え、仲が良いのか悪いのかよくわかりません。

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