四次元ポケット [2368号]
2008年10月27日 日常本日の日記
思いついたきっかけは読売新聞の投書から。
「ぼくは最近携帯電話を買って貰いました。(略)新聞で悪い噂をメールでまわされていじめられたという記事を読みました。ぼく自身もつい言いやすいのできついことを言ってしまいますが、気をつけたいと思いました。同時に携帯メールは怖いな、と思いました」
投稿者は中学生でしたが。携帯メールが安易に人を傷つけるという新聞記事に共感し、改めてメールの取り扱いを気をつけるという、良くある話。
この記事を読んだときに、この子可愛いとは思ったけど、なぜメールやパソコンの類が生のこもったものとは相反する感じがするのか、そういう論調が多いのか、が気になった。
インターネットと新聞は収入源で競争があるので敵対する。というのは合理的な回答ですが、別に利害のある人でなくても、インターネットや携帯に実感が感じられないという人もいる。しかし僕はそうは思わない。インターネットなんてとっても原始的なロボット程度にしか感じられないと思うからです。
20世紀的未来観を観察するのに最適なのは、やはりドラえもんでしょう。ドラえもんは四次元ポケットから何でも取り出し、のび太君に不思議な体験をさせる。
ビデオを題材に、何度でも巻き戻して同じ時間をやり直すという物があったが、それはぴったり20世紀的な未来だと思う。今、作者が同じ事を書こうとすると、VHSから説明しなければならない必要があるように、その前提となる技術は枯れてしまったからです。
最近、未来を描いた作品が下火になっている気がしています。ただの勘違いかも知れないけど、きらびやかな未来というよりは、地球温暖化で世界破滅。核戦争で世界死亡。レーニンが基軸通貨単位に・・・みたいなマイナスを書く作品はまだ元気なようですが、ドラえもん的未来観をもつ作品が全く少なくなった。
しかしそれはどういうことかを説明できる気がする。というのも、これらドラえもんの世界と似た未来を描く作品、例えばバックトゥーザフューチャーとか、2001年宇宙の旅、スターウォーズであっても、これらに登場する未来技術の多くは、実は我々が普段手にしているものが実現している物が多く、今黄金期の未来映画をなぞっても、多くは既視感をともない、そして現実味さえ感じてしまうでしょう。鉄腕アトムにわくわくしたような、そういう体験を見る側に体験させるには、インターネットや携帯電話を超越するような技術を考えなければなりません。
ドラえもんの四次元ポケットは何でも出てますが、ドラえもんはその道具は自費で買っているといいます。
未来デパートの欠陥品の話や、返品の話、買ってきた話はドラえもんを見たことがある人は一度は見たことがある話でしょう。つまり四次元ポケットとは本当は何でも出てくるのではなく、あくまでドラえもんが自分で物を入れない限り、なにも出てこないのであり、そこには現代の通貨や物流の概念がまだ存在していることがわかります。
先日僕はAmazonでデジカメを買いました。クリックひとつで注文して後日自宅に登場。これはドラえもんよりもスピードで劣るが、まさしく四次元ポケットなのではないか、とふとそう思ったのです。ドラえもんのポケットも、彼自身が道具を買い集めたり、配達してもらわないといけない点、収入源は不明だがお金を払って購入する点で、Amazonや楽天の商店とまったく同じ。僕らは既に四次元ポケットを手に入れてしまっているのです。しかもこれは半端な物ではなく、アメリカやヨーロッパのどこでも、業者の熱意があるかぎりこの日本にいながらにして商品を手に入れることが出来る。魔法のような道具です。
その四次元ポケットを実現したのはインターネットとパソコンでした。
今は携帯でもものが買えますがまあともかく。
スターウォーズにはR2-D2やドロイドが出てくる。最初の作品では中の人がいたということらしいが、それはゴジラも同じ事で(今は知らんが)ロボットを自律させるのに中に人が入るというのはもっとも古典的な技術だと思う。
ところで僕はR2-D2やドロイド、あるいはドラミちゃんのような優秀なロボットを持っていると書いたら、とうとう気が狂ったか、と思われてしまうかも知れません。でも、あなただってずばり持っている。それは今あなたの目の前にあるこの装置です。
インターネットでの買い物、わからないことの検索と答え、音楽、映画、政治家の裏金の隠し場所・・・パソコンはなんでも答えてくれる優秀なロボットだと思う。
人を楽しませ、人を悲しませたりするこれは、ゴジラやスターウォーズがそうだったように、人が関与することで、ロボット的振る舞いをするように細工されたロボットだと思う。それは多くの学者がインターネットの先の人間の存在を指摘するように、だれか人が作らないと、このインターネットは存在しない。このつまらない日記はパソコンが自分で書いている訳じゃないように・・・たぶん。
これは僕が誰かに宛てた手紙ではありません。誰かが何かのきっかけで読んでもらえるかも知れないという期待を持って、あるいはもっとずーっと賢い人が既に言っているのに、僕が見つけたみたいな知ったかぶりをしたいだけかも知れないが・・・。
この日記に至るまで検索サイトを使ったのではないでしょうか。答えとピントがずれていたかもしませんが、でもここまで読んだと言うことは、20世紀的な未来観でいうあなたのコンピュータ型ロボット君は、インターネット上の膨大な情報からひとつを引きぬくなかなかいい技術を持っていたのではないでしょうか。
あるいはこれを最適と感じたのはあくまであなたなので、20世紀的ロボットを演じるために僕はRD-2Dであなたはルーク・スカイウォーカーなのかもしれないですね。
結局はこのなんも生も感じられないパソコンでもみんなが憧れた未来を実に古典的な方法で実現させたロボットなのであって、本来これに振り回されるということ自体が不可思議なのです。
あるいはターミネーターのように、「パソコン」や「携帯電話」が(その中で操作する人間が)暴走しているのかも知れません。最終的にターミネーターは良識をもって自滅していきましたが、携帯とパソコンはどうなるのでしょう。
未来の技術を手にした我々がそれをもって不幸になったというならば、それはおかしな話です。パソコンや携帯のせいで、なにがしがどうこう、もっというとインターネットのせいで悪口が、いじめが、という言い方は、本当に独立した思考をもったインターネットや携帯といったロボットが誕生したときに言うべきで、それぞれがまだ人間のフェイクに過ぎないとするならば、そういうことをする人の、その人自身の内側を観察したり批判するべきなのです。
もしかしたら携帯やパソコンの便利さに、人の悪意を押しつけて、それで解決できると思いこんでいるのかも知れませんね。検索で出てくる情報は人が生み出したものです。パソコンや携帯を責めても、なにも解決などしないのです。
今日のマミ
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着想から3日、やっと書けました。正直後半から書いている僕も何を書いているのかわからなくなってました。
マミとサビの中は冷える一方で、サビは新たな寝床を発見したようです。ずばり押し入れ。サビの成長は逞しく、押し入れのスキマに手を入れて開けられるように・・・。わずかなスキマを見つけて寝ているので、時々行方不明に。。。変なところが好きだね。
一方のマミは相変わらず僕の部屋で寝ております。マミがベッドに寝ているとついついマミの寝ている邪魔をしたくないという大義名分でネットをしてしまうのでよろしくないです。マミは悪くないけど。
ヘッダーについて
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電車やホーマーっぽい絵があまりにもひどすぎたので書き直してしまいました。
電車は51002Fがモデルです。そして中島美嘉のポラ風写真も追加してみました。スケールめちゃくちゃだけどな。
思いついたきっかけは読売新聞の投書から。
「ぼくは最近携帯電話を買って貰いました。(略)新聞で悪い噂をメールでまわされていじめられたという記事を読みました。ぼく自身もつい言いやすいのできついことを言ってしまいますが、気をつけたいと思いました。同時に携帯メールは怖いな、と思いました」
投稿者は中学生でしたが。携帯メールが安易に人を傷つけるという新聞記事に共感し、改めてメールの取り扱いを気をつけるという、良くある話。
この記事を読んだときに、この子可愛いとは思ったけど、なぜメールやパソコンの類が生のこもったものとは相反する感じがするのか、そういう論調が多いのか、が気になった。
インターネットと新聞は収入源で競争があるので敵対する。というのは合理的な回答ですが、別に利害のある人でなくても、インターネットや携帯に実感が感じられないという人もいる。しかし僕はそうは思わない。インターネットなんてとっても原始的なロボット程度にしか感じられないと思うからです。
20世紀的未来観を観察するのに最適なのは、やはりドラえもんでしょう。ドラえもんは四次元ポケットから何でも取り出し、のび太君に不思議な体験をさせる。
ビデオを題材に、何度でも巻き戻して同じ時間をやり直すという物があったが、それはぴったり20世紀的な未来だと思う。今、作者が同じ事を書こうとすると、VHSから説明しなければならない必要があるように、その前提となる技術は枯れてしまったからです。
最近、未来を描いた作品が下火になっている気がしています。ただの勘違いかも知れないけど、きらびやかな未来というよりは、地球温暖化で世界破滅。核戦争で世界死亡。レーニンが基軸通貨単位に・・・みたいなマイナスを書く作品はまだ元気なようですが、ドラえもん的未来観をもつ作品が全く少なくなった。
しかしそれはどういうことかを説明できる気がする。というのも、これらドラえもんの世界と似た未来を描く作品、例えばバックトゥーザフューチャーとか、2001年宇宙の旅、スターウォーズであっても、これらに登場する未来技術の多くは、実は我々が普段手にしているものが実現している物が多く、今黄金期の未来映画をなぞっても、多くは既視感をともない、そして現実味さえ感じてしまうでしょう。鉄腕アトムにわくわくしたような、そういう体験を見る側に体験させるには、インターネットや携帯電話を超越するような技術を考えなければなりません。
ドラえもんの四次元ポケットは何でも出てますが、ドラえもんはその道具は自費で買っているといいます。
未来デパートの欠陥品の話や、返品の話、買ってきた話はドラえもんを見たことがある人は一度は見たことがある話でしょう。つまり四次元ポケットとは本当は何でも出てくるのではなく、あくまでドラえもんが自分で物を入れない限り、なにも出てこないのであり、そこには現代の通貨や物流の概念がまだ存在していることがわかります。
先日僕はAmazonでデジカメを買いました。クリックひとつで注文して後日自宅に登場。これはドラえもんよりもスピードで劣るが、まさしく四次元ポケットなのではないか、とふとそう思ったのです。ドラえもんのポケットも、彼自身が道具を買い集めたり、配達してもらわないといけない点、収入源は不明だがお金を払って購入する点で、Amazonや楽天の商店とまったく同じ。僕らは既に四次元ポケットを手に入れてしまっているのです。しかもこれは半端な物ではなく、アメリカやヨーロッパのどこでも、業者の熱意があるかぎりこの日本にいながらにして商品を手に入れることが出来る。魔法のような道具です。
その四次元ポケットを実現したのはインターネットとパソコンでした。
今は携帯でもものが買えますがまあともかく。
スターウォーズにはR2-D2やドロイドが出てくる。最初の作品では中の人がいたということらしいが、それはゴジラも同じ事で(今は知らんが)ロボットを自律させるのに中に人が入るというのはもっとも古典的な技術だと思う。
ところで僕はR2-D2やドロイド、あるいはドラミちゃんのような優秀なロボットを持っていると書いたら、とうとう気が狂ったか、と思われてしまうかも知れません。でも、あなただってずばり持っている。それは今あなたの目の前にあるこの装置です。
インターネットでの買い物、わからないことの検索と答え、音楽、映画、政治家の裏金の隠し場所・・・パソコンはなんでも答えてくれる優秀なロボットだと思う。
人を楽しませ、人を悲しませたりするこれは、ゴジラやスターウォーズがそうだったように、人が関与することで、ロボット的振る舞いをするように細工されたロボットだと思う。それは多くの学者がインターネットの先の人間の存在を指摘するように、だれか人が作らないと、このインターネットは存在しない。このつまらない日記はパソコンが自分で書いている訳じゃないように・・・たぶん。
これは僕が誰かに宛てた手紙ではありません。誰かが何かのきっかけで読んでもらえるかも知れないという期待を持って、あるいはもっとずーっと賢い人が既に言っているのに、僕が見つけたみたいな知ったかぶりをしたいだけかも知れないが・・・。
この日記に至るまで検索サイトを使ったのではないでしょうか。答えとピントがずれていたかもしませんが、でもここまで読んだと言うことは、20世紀的な未来観でいうあなたのコンピュータ型ロボット君は、インターネット上の膨大な情報からひとつを引きぬくなかなかいい技術を持っていたのではないでしょうか。
あるいはこれを最適と感じたのはあくまであなたなので、20世紀的ロボットを演じるために僕はRD-2Dであなたはルーク・スカイウォーカーなのかもしれないですね。
結局はこのなんも生も感じられないパソコンでもみんなが憧れた未来を実に古典的な方法で実現させたロボットなのであって、本来これに振り回されるということ自体が不可思議なのです。
あるいはターミネーターのように、「パソコン」や「携帯電話」が(その中で操作する人間が)暴走しているのかも知れません。最終的にターミネーターは良識をもって自滅していきましたが、携帯とパソコンはどうなるのでしょう。
未来の技術を手にした我々がそれをもって不幸になったというならば、それはおかしな話です。パソコンや携帯のせいで、なにがしがどうこう、もっというとインターネットのせいで悪口が、いじめが、という言い方は、本当に独立した思考をもったインターネットや携帯といったロボットが誕生したときに言うべきで、それぞれがまだ人間のフェイクに過ぎないとするならば、そういうことをする人の、その人自身の内側を観察したり批判するべきなのです。
もしかしたら携帯やパソコンの便利さに、人の悪意を押しつけて、それで解決できると思いこんでいるのかも知れませんね。検索で出てくる情報は人が生み出したものです。パソコンや携帯を責めても、なにも解決などしないのです。
今日のマミ
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着想から3日、やっと書けました。正直後半から書いている僕も何を書いているのかわからなくなってました。
マミとサビの中は冷える一方で、サビは新たな寝床を発見したようです。ずばり押し入れ。サビの成長は逞しく、押し入れのスキマに手を入れて開けられるように・・・。わずかなスキマを見つけて寝ているので、時々行方不明に。。。変なところが好きだね。
一方のマミは相変わらず僕の部屋で寝ております。マミがベッドに寝ているとついついマミの寝ている邪魔をしたくないという大義名分でネットをしてしまうのでよろしくないです。マミは悪くないけど。
ヘッダーについて
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電車やホーマーっぽい絵があまりにもひどすぎたので書き直してしまいました。
電車は51002Fがモデルです。そして中島美嘉のポラ風写真も追加してみました。スケールめちゃくちゃだけどな。
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