本日の日記

しゃべり場っぽいね(笑
今日は政治ネタかな、と予想した人は半分正しくて半分ハズレ。でも小さな民主主義の話。

皆さんどんな家に住んでますか。うちはマンションです。2001年竣工、デベロッパー(建築主)は裁判抱えてる(笑)姉歯より悪質な会社によって建てられたものですが。

このマンション、不具合多発とは言わないにしても決して品質のいいマンションとは思いません。中央玄関(エントランスとも)に入るまでのドアを既に2枚強風で破損してます・・・。改良ということでガラス戸の4分1くらいの大きさの開口部が設けられましたが、フィルター類は何もないので文字通りの開口部です。穴があいてる(笑
しかも上部に。。ふつうまともな意識があったら穴は下に設けるんじゃないのかなーと思うんですけど。

そもそも強風でバタン、と勢いよく閉まることを想定できなかったのか(*1)
(*1というのはこんゃくゼリー的理論になってしまうけれど、ここで言う強風とは、ちょっと北風があるな、という程度の風を指してまして、台風のような強い突発的な風ではないんです)

普通に心地よい秋風でも、うちの中央玄関の扉はとても強く閉まってた。
越してきたときからあれは変だなーと思ってたら遂にガラスが割れたわけで。
これらは全て修繕積み立て費(もうちょっというと損害保険)からまかなわれることになりました。保険がきいたからおーけーっていう話じゃない。ましてや穴を開けますという話がなんの連絡もなく行われて、出来たのが不細工なドア。みんな何も思わないのかなー・・・と僕は思ってました。

実は一枚目のドアがそうなったとき、あまりにも無配慮じゃないか、という話を管理会社にしたことがあります。防犯用扉なのに4分の1程度の大きさも穴が開いてていいのか?と。しかしその後なんの改善もされることなく、そして2枚目もまぬけなことにそんな風に仕上げた。頭に来たけど、所詮本当の家主じゃないし(名義人じゃないし)まあいいかな、と。

実は強く閉まるドアはあと1枚ありまして、小さなお子さんが開閉するときに強く閉まってたりするのを見ると危ないなーと思っているドアですが、これもいつかは不細工な開口部を持つドアに生まれ変わることでしょう。


ところでマンション、というのは都会的とか、何某レジデンスという印象ばかりが広告を踊りますが、住んだあとの話って意外とマイナーなのかも知れません。

マンションには竣工当初から管理組合を組織することが法律で決められています。
それぞれの戸が区分所有権を持ち得ているに過ぎないのは、マンションとは共有資産という性格があるからでして、大半の改造はマンション理事会を通過しない限り御法度となります。それはCSアンテナを取り付けるだけでも(*2)
(*2:実情としては特に連絡なく設置が行われている)

DIY派とか、改造したいよ派にとってこれはつらい制約ではあります。戸建てと比較したときにデメリットとして書かれる部分でもあります。

そしてマンションはだいたい竣工後10年で大規模修繕が行われます。そのためにあらかじめ所定の額が積み立てられます。これが管理費というものです(他に雑費も含まれるが)

戸建てはローン完済が終わったら基本的に何も払う物はないけど、マンションはローン完済が終わっても管理費は永遠と支払わなければなりません。これはマンションによって額が違うので買うときはよく確認した方がよいです。

しかし管理組合とは単なる議決機関に過ぎず、実質の管理は管理会社と呼ばれる会社が取り仕切っていることが多いです。多くの場合、売り主の子会社に管理会社があって、それが指定されていることが多いです。
(補足:正確に言うと入居から最初の総会まで管理組合業務と管理業務は管理会社が代行として遂行し、そして特に不満がなければ最初の総会で管理業務を正式に委託を依頼するという形をとるケースが多いそうです)

マンションに飛び込んでみての感想は、人は良く公共事業のなあなあな随意契約を批判すれども、管理会社との随意契約は誰も批判しない不思議さ、です。

総会資料(管理組合の大きな集まり(国会で言う議会)のための資料)を読むと管理会社との契約料の見直しの話や、管理会社が持ってきた修繕提案の殆どが随意で契約されてまして、いわば言いなりのままの契約だらけなんです。

正直国会議員の無駄遣いより深刻なのに、我がマンションの総会出席率は著しく低い。10パーセントの住人も集まらないやる気の低さ。。。いいんだろうかね。
(修繕積立金て結構な額集まるんですよ。あるマンションでは管理会社が横領したり持ち逃げしたりといったトラブルがあったらしいが)

そう思ったときふと最近の政治への無関心の話が思い浮かんで、政治に対する無関心は罪なんだろうか、と思い悩みました。そんな暇ないだろ、とはごもっともだけど、身近な、こんな身近な場所も目を配れない僕が、政治に目を配るなんてとても難しい。たぶんみんなもそうなんだろうなと。

でも無関心であってもまだこのマンションは倒壊してないし、本当の悪徳の域には達していないから、無関心とは平和の裏返しなのかもしれないな、とそう思いました。

そして管理会社は周辺住民に配慮するため、管理人が冬場に枯れ葉集めばかりでめんどくさいために、シンボル的な玄関前の大きな木を伐ると言ってきました。総会のほんの少し前に。しかも決定ベースで資料には書かれてまして、どこの人から、どの程度、どのように苦情があったとか、具体的にどの木を切るという図面すら、その資料にはありませんでした。それでもこのマンションの人たちはケセラセラ。伐られるのが大きな木でよかったね。

今日のマミ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
伐られるのが大きな木で良かったね、というのは、管理会社によって伐られるのが我々住民自身ではなくただの大きな木でまだ良かったね、という意味で、そのうち足下すくわれるかもよ、という示唆というか。。

ところでサビ物語。

それは無謀な挑戦に見えた。少なくとも僕と母はサビのけなげな挑戦を笑っていた。
それは何かというと、高さ1.7mくらいの場所にある天袋にのぼること。
大人であるマミにとっては余裕の高さであり、サビに追いかけられたときに、僕の部屋以外のもう一つの逃げ場で、実はマミも笑っていたのかも知れないけど、数日前からサビが天袋の下に来てはにゃーにゃーと鳴いていた。
マミのようにのぼりたいといっているのでしょうか。そのたびに


「サビはまだ子ネコだから無理じゃないかなー、もう少し大きくなってからね」

と言っていたのです。

ところが昨日


「サビが遂にのぼった!」


「ええっ!(マスオさん風に)」

サビは遂に天袋を克服してしまいました。のぼれるようになりました。
ああサビや、君も随分と大きくなっていたんだね。。。
と同時に自分の情けなさに泣きたくなった。サビもがんばった。その努力が見えてなかったし、見てもなかった。槇原敬之が犬の歌ばかり書く理由が少しわかった気がする。動物って本当教えてくれることが多い。無理というのは、諦めのいい訳なんだと。そりゃ真に無理なことはあるけど、挑戦もしないで諦めるのはバカらしいと。人からなんと思われていても、それを守ることが大切なんだと。

神様が教えてくれたんだね。by Circle of Rainbow
僕のビクトリアはサビでした。

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