夜 [1942号]

2007年6月11日
本日の日記
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僕にももっと物事を簡単に考えられる時期があって、
率直な感じで夜に怖さを感じていた時があった。

昔のある日、僕の家に遊びに来たいとこを母が車で送るというので
もちろんその車に乗り込んで送ったわけだが、
国道を片道30分程度走っただろうか、とにかくそんな距離なので
帰宅するときは夜10時近くになっていた事をよく覚えてる。

母は助手席の僕に寝て良いというのだが、僕はどうしてだか眠れなかった。
普段ならばおそらく布団に入っているだろう時間に車に乗っているという異様さと、
地方の国道沿いの夜独特の雰囲気に飲み込まれていたんだろう。

いとこの家は僕の住んでる街よりも北なので、いとこの家からの
帰り道のはじめ15分は何もない道路を走ることになり、
オレンジ色とヘッドライトの明かりでとても不安な気持ちになっていた気がする。

遠くに見える小さな光・・・赤い光は障害灯。でも
地元では(その当時は)あまり見ることがなかったんで
それもなんだか不気味に見えた。

気を紛らわすために母と話をするけど、それでもなんだか
変な気分に陥る。このままちゃんと家に帰れるのか、と。

見慣れた界隈まで来たとき、いとこと別れた寂しさに触れる余裕が出てくるのだが、
とにかくあの夜をもう一度味わうことは今の僕にはできないと思う。

恐怖って年を取れば取るほど感じなくなるような気がする。
もちろん犯罪に巻き込まれる危険性に対する恐怖とかは
感じるけどさ、そうじゃなくて・・・得体の知れない物に
飲み込まれるんじゃないだろうかという錯覚は
子供の頃だれもが経験したことがある事ではないでしょうか。
正体がわからないから怖いと思うのはごく自然なことらしいですが
コンビナートが何をしているのかわからなかった頃は
やっぱり怖かったし、さっきの話では工業地帯を通過することもあって
動いてない工場の側を通るのがなんとなく怖かった。

不気味、という感情はあまり持ちたくないものだけど
でも僕は思えば訳がわかんないことに不気味さを感じたことがあったなぁと
ふと思い出したので。。。

今となっては貴重かもしれない60〜70年代の日本の現状をつづった
百科事典みたいな物がありまして、その記事もなんか不気味だったし、
放課後の小学校の廊下の先も不気味だった。
家族が寝静まったあとの家さえも不気味に感じてた。
特に祖母の仏壇があったし・・・失礼だけど
写真が怖かった頃もある(保育園の頃)

でも今は全部平気だ。不審者さえいなければな。
そうやって大きくなっていくんだな、
でもあの闇はどこへ行ってしまったんでせうか・・・。

今日のマミ
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昼間のペットのミニ番組。猫が出てくやつ。
めずらしくマミがテレビを見てまして、ちょうど
猫が犬とたわむれているシーンでした。
どんな気持ちでテレビを眺めていたんでしょうかね。

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