帰ってきた・・・語り [1933号]
本日の日記
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*本日の参考資料(クリックで拡大)

 
残念ながら美嘉語りではない。
今日はたぶんオールあおいな日記となるでしょう。

日経エンタテイメント6月号を読んで。

まず概要の説明から、同誌をご覧になった方はおわかりだと思いますが、
上野樹里さんの特集が組まれていて、その中でおもしろい表があったので皆さんにご紹介します。
一部抜粋なのでより詳細をお読みになりたい方はお近くの書店又は
コンビニで是非どうぞ、ちなみにまもなく7月号が発売なので
お急ぎを。

上野さんと同い年の女優を集めた表だという上野さんは1986年生まれなのでその辺の人(沢尻エリカ1986年、長澤まさみ1987年
蒼井優1985年、そして宮崎あおい1985年)
が集められていた。長澤まさみが宮崎あおいよりも若いという事実を
改めて認識したが・・・あおい本当は18歳なんだろ?(ちょw)

とにかく、その表をみて憤りを感じざるを得なかった。
我が宮崎あおいは最も右下、「殆ど映画」で「最もシリアス」
という評価だった。確かに殆ど映画というのは同意する。
昨年はドラマは1本だし、今年に至ってはまだ0だからだ。

だが、最も「シリアス」だという評価はいかがなものか。
僕の表でもいわゆるU-21(宮崎あおいは11月生まれなのでまだ21歳)
の中では確かに最もシリアスであると評価した。
だけどその差は微々たるもので、日経エンタメほど
の度合いではない。エンタメの記者は宮崎あおいの作品をちゃんと見てるのだろうか?

そもそもシリアスという言葉について見直してみよう。
辞書によれば
1.まじめなさま、厳粛なさま
2.深刻なさま、重大なさま(広辞苑より)
とある。

シリアスドラマで意味を載せている辞書によると
映画・放送で、人間や社会の諸問題とまじめに取り組んだドラマ。(大辞泉)
とある。

すなわちシリアスとは、ある程度の深刻さや厳粛さを持ち合わせていなければ
合わないということでこの表自体もなんだか不可思議な気がしないでもないが、
要するに一般的な感覚で言うところのシリアスさとこの場合は捉えるべきだということなんだろう。

さて、宮崎あおいについて考えてみたときに、果たして日経エンタメが
示すほどシリアスであるのか・・・。

シリアスと判定できる映画としてもっとも適しているであろう
初恋を取り上げてその天秤にかけたとき、なるほど確かに
初恋というのは3億円事件も取り扱っていて厳粛な側面があり、
社会の諸問題のひとつとしても考えられるから
シリアスドラマの定義にも当てはまるような気がする。
だが、この初恋は先日も述べたとおり、みすずと岸の淡い恋愛を
描いたものであり、どちらかというとその側面が強い。
3億円事件という大事件を扱ったというその点で社会の諸問題
と言えなくもないが、実際には恋愛によって事件を引き起こしたとか
そのことによってはじめて居場所がもてたとか、
これまで孤独に居場所が無く生きてきた少女みすずの
心理描写の秀逸さが光る作品であるから、僕は恋愛映画として
初恋は捉えたいと思う。それがシリアスなのかどうかは
ちょっとよくわからないが・・・社会批判をする訳じゃないし
シリアスな映画だ、と一言で言ってしまうのは
あまりにも初恋の本質をものがしているような気がするので
宮崎あおいが最もシリアスであるとするのに充分な映画としては
除外する。

次に、ただ君を愛しているだが、これはもちろんのこと
シリアスな作品ではない。もちろん静流の劇的なその後を
考えるとなかなかシリアスと言えなくもないが、こちらも
愛のパワーを知ることができる作品で、厳粛な感じ
おごそかな感じはない。

初恋では割とくらめの演技をしていたあおいだが
(もちろん明るく笑うシーンもあるしアグレッシブなシーンもあるが)
こちらの作品は対比するように明るくてかわいらしい感じ。

暗ければシリアスというなら、前記の初恋もやはりシリアスな
ドラマというのかもしれない。そしてこのただ、君を愛してるも
やはり終わり30分はシリアスな展開などと言っても良いかもしれない
が、それは作品の要素の1つにすぎず、全体を支配しているものでないことを考えれば
このどちらもシリアスな映画とは言えないはずだ、
すなわち宮崎あおいが最も右下に置かれるための根拠としての
映画にはならない、ということである。

どちらも愛に大切さを見つけてゆく、
ただ、君を愛してるでは、見つけたときには遅くて
初恋では見つけられたときにその相手がいないという展開だが
人情映画とでも言った方がしっくり来るぐらいでシリアスな作品ではない
(それほど緊張感もない)

とにかく、宮崎あおいがシリアスな演技しかできないみたいで
日経エンタメの表には落胆した。

宮崎あおいは確かにコメディらしいコメディを演じたことはあまりない。
彼女はいつもまっすぐな演技をしてまっすぐな役柄を
こなすことが多いように感じる。その影響もあるのかもしれないが。
しかしお堅く止まった演技だけが宮崎あおいというわけでもない。
事実ただ、君を愛してるでは、誠人に冗談を言ったりして
場を和ませるシーンもいくつか出てくる。

そんなわけで修正したのが画像右。
正直あおい以外はフィーリングで決めた(’A`)
沢尻エリカさんもまたかなりシリアスに定義されていたが、
これはこれであっているのかもしれない(手紙とか天使の卵とかいろいろ見てると)
ただ間宮兄弟みたいな例もあり、結局型にはめた評価のそれ自体が
実は難しく、また無意味であるような気がする。

某歌手(*1)じゃあるまいし、演技がまるで一緒という女優は
若手でももう少なくなってきたのかもしれない。
上野さんものだめでの演技で僕にあったスイングガールズの
印象を打ち砕いたし、沢尻エリカさんにしてもまた
はじめて見た1リットルの涙の時とはまるで違う演技を
手紙で見た。
(*1:決して中島美嘉のことを言ってるんじゃないですからね!)

本当はお友達だという蒼井優と同じ位置でも良いかもしれない
と思う。最近の女優さんはシリアスかコメディかという点では
上野さん(と長澤まさみさん)をのぞしてはみな横並びだ。

特に宮崎あおいについてそのような評価が日経エンタメによって
つけられてしまったわけは、テレビ露出の少なさも一因のように思う。
テレビが嫌いなのかわからないが(ただめざましのインタビューで
純情きらりについて「(テレビ)ドラマもなかなかいいなと思えた作品だった」と述べていることからドラマを軽視する向きがあるのは
事実なのかもしれない)
とにかく連ドラに殆ど出ていない。他の女優は一通り
出演していることを考えると、お高くとまっていて比較的大衆向けなドラマに出ないと言うことは
すなわちコメディを全くしないという印象が記者にあっても
宮崎あおいをたいして見ていないのならあっても仕方がない。

だけど、そう言う先入観なく皆さんは宮崎あおいの映画を見て欲しいと思う。。。
シリアスなだけではありません。

第二部 ただ、君を愛してるを見終えて

まだ書くのか?とうんざりしている方もいらっしゃると思います。
今日は土曜日ですよ、明日はのんびり眠るので徹夜して書きますよ。

昨日の日記の通り、今日はただ、君を愛してるを見直した。
劇場で見てDVDを買って見直したが、お気に入りのシーンだけを
見直したので全編を通して見直したのは本日がはじめてとなる。

初恋同様になんちゃってホームシアターを作った。

やっぱり映画は2回以上見るべきですね。
少しでも良いと思った作品はもう一度見直すべきです。
展開を知っていても充分楽しめます。すこし忘れたくらいが
ちょうどよいのでしょうけど・・・。

初恋ほど新たな発見は無かったものの、改めて宮崎あおいのすごさを感じてしまった。
とにかく初恋のみすずともNANAでのハチともつかず
完璧に静流なのだから。また劇中でも幼い感じと大人の女性を
演じていてこれもまたすごい。

ハチがどんなのだったか改めて録画しておいたNANAを少し見たが
その仕草、しゃべり方は、可愛い系として共通のある
静流役なんだが、それとはまるきり違う。

ここまで演技にとけ込むことができる宮崎あおいのファンに
なって心底よかったと思ってしまった(ただ、君を〜をみて)

玉木宏もさすがという感じで、、、まあやっぱり
女優とか俳優を本業としている方が主役の映画じゃないと
なかなか見られたものでは・・・。

やっぱりどの作品も共通しているのは宮崎あおいという点であり
それ以外はもうその作品のためにカスタマイズされた
宮崎あおいであり、その役そのものに見える。

宮崎あおいがドラマに出ないという点も、実は好きなところだったりする。
やっぱりドラマも良いんだけど2時間映画だからこそ
濃縮されて濃いものに仕上がる気がする。もちろん
結婚できない男のように連ドラだからいいケースもあるんだけど
2時間でできるようなことを小出しにして無駄なシーンを付ける
ようなドラマに出るくらいならずっと映画女優でも良いと思います。
大スクリーンで宮崎あおいを見た方が楽しいですし。

テレビで見られないということは録画もできない
ということで寂しさを少し感じることもあるが、
CMが補ってくれます(笑

ただ、徹子の部屋でもいいから、トーク番組には
少し出て欲しいなぁとは思う。

ここ最近本当に宮崎あおいのファンになってよかったと思う。
宮崎あおいの映画は中島美嘉の音楽ほど熱いものがあって、
いつも映画を見たあとで僕を、気持ちよい思案へといざなってくれるからだ。
僕はいつも見終えた映画のことを考える。
宮崎あおいが残した映画の余韻にそっと語りかけながら。

今日のマミ
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きどりすぎ?
映画を見ている最中のマミはもちろんテレビの上でSLEEPING.
ただ時々起きて爪研ぎなんかをされたときにはちょっと
空気読んでくれ・・・と思ったが
(映画に集中するために24時間換気まで止めてみてるんだから・・・)

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